鼻から牛乳です。


  • 最近、ある総代から電話をいただきました。
  • その方は、他の共済に加入されていましたが、事故を起こした際に他共済とトラブルになり全代協に加入された方です。
  • 全代協に問い合わせをすると、全代協から「等級の引継ぎに関して」下記の提案があったそうです。
  • あくまでも全代協からであり代理店ではありません。
    1. 全代協:
      • 等級の引継ぎは如何されますか?
    2. 某総代:
      • ・・・
    3. 全代協:
      • それでは等級の引継ぎはしませんから。
    4. 某総代:
      • それで頼むよ。
    5. 全代協:
      • 判りました。
  • センター車1台以外、全て「日掛共済」です。
  • 随伴車の数は「総代」が特定されないように変更しています。

    全代協、損失のメカニズム

  • Bタイプ (34KB)を使ってシュミレートしました。
  • 基本等級の6で計算してみましょう。
  • 等級ダウンで「3等級」の場合
  • タイプは保障の大きいBタイプ、ニューワイド2000で計算します。
  • 一般的な事故による等級ダウンを3として計算します。
  • 計算が楽なように「随伴車」を11台としています。

  1. 随伴車11台全て「通常共済契約」した場合。
    • 等級引継ぎをした「3等級」の場合
      1. 基本=910,800円
      2. 車両=834,900円
      3. 合計=1,745,700円(年間掛金)
    • 等級引継ぎをしなかった「6等級」の場合
      1. 基本=792,000円
      2. 車両=726,000円
      3. 合計=1,518,000円(年間掛金)
    • 差額(年間)=227,700円
    • 実に、事故支払金の平均額(180,000円)以上の損失となっています。

  2. 随伴車1台「通常共済契約」残り10台を1泊2日の「日掛共済」にした場合。
    • 等級引継ぎをした「3等級」の場合
      1. 通常契約1台=158,700円
      2. 日割契約10台=458,467円
      3. 合計=617,167円(年間掛金)
      4. 全車通常契約との差額-1,128,533円
    • 等級引継ぎをしなかった「6等級」の場合
      1. 通常契約1台=138,000円
      2. 日割契約10台=398,667円
      3. 合計=536,667円(年間掛金)
      4. 全車通常契約との差額-981,333円
    • 差額(年間)=147,200円
    • 全車「通常契約」で「等級引継ぎ」をした場合に比べて、1,209,033円の減収となります。
    • 平均事故支払金の6.7倍の減収です。

  3. 随伴車1台「通常共済契約」残り10台を2泊3日の「日掛共済」にした場合。
    • 等級引継ぎをした「3等級」の場合
      1. 通常契約1台=158,700円
      2. 日割契約10台=687,700円
      3. 合計=846,400円(年間掛金)
      4. 全車通常契約との差額-899,300円
    • 等級引継ぎをしなかった「6等級」の場合
      1. 通常契約1台=138,000円
      2. 日割契約10台=598,000円
      3. 合計=736,000円(年間掛金)
      4. 全車通常契約との差額-782,000円
    • 差額(年間)=117,300円
    • 全車「通常契約」で「等級引継ぎ」をした場合に比べて、1,090,700円の減収となります。
    • 平均事故支払金の6倍の減収です。

  4. その上に1億円以上の「経費増大」ですから、全代協は三重苦です。

全代協・構造図
全代協・歴代役員名簿
全代協・臨時総代会名簿(2015年)
企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン
調査報告書
新しい中小企業組合制度の概要
新しい中小企業組合制度への対応のための100問100答
総代制について
再保険の仕組みを知る